ニュージーランド航空(NZ)とニュージーランド政府観光局は、海外の特定市場において1年間共同でニュージーランドへの観光を誘致するマーケティング活動を行う提携に合意した。この合意によって、ニュージーランド航空と観光局は来年度それぞれ1,000万NZドル(約7.7億円)を投資。オーストラリア、中国、香港、日本、北米、英国などの主要マーケットにおいて共同でマーケティング活動を行うほか、インドやインドネシアなどの新興国においても活動を拡大する。
ニュージーランド航空とニュージーランド政府観光局は、これまでもニュージーランドへの観光客誘致活動を共同で行ってきた。最近では、映画「ホビット」3部作に関連して、オーストラリア、日本、中国、北アメリカ、ヨーロッパにおいて共同広告キャンペーンを実施。180を超える海外メディアをニュージーランドに誘致してきた。また、各国からの旅行代理店担当者を招いて研修旅行を実施するなどの活動も共同で推進してきた。
ニュージーランド航空の最高経営責任者クリストファー・ラクソン氏は「ビジネスの機会さらに増大させるには政府観光局等のパートナーとの協業が不可欠」として、今回の合意の重要性を強調。ニュージーランド政府観光局のチーフ・エグゼクティブ、ケビン・ボウラー氏は、「提携による活動は、当観光局が策定した新しい3ヵ年マーケティング戦略において最優先課題」であるとして、両社ともに共同して今後のキャンペーン効果や効率を挙げていく考えだ。