「gooリサーチ」とソーシャルメディア・コンサルティングのループス・コミュニケーションが実施した「企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査によると、Facebookを活用する企業は78.7%、Twitterは57.3%と半数を超えた。Facebookは前年よりも26.5ポイント増、Twitterは16.7ポイント増と大幅に伸び、そのほかGoogle+が25.0%で11.5ポイント増となったほか、昨年に急成長したLINEも25.8%(前年数値なし)となっている。
企業規模別では、1000人以上の企業のFacebook活用率は88.0%、Twitterは67.0%など、いずれも全体平均よりも高い。またYouTubeでも、全体平均が46.6%で前年より8.0ポイント下がるなか、1000人以上の企業は60.0%と伸びており、大企業ほどソーシャルメディアの活用率が高い状況がうかがえる。
活用目的では、「ブランディング」関連が多く、「サイト流入増加」も高い。LINEでは「EC連動」が15.2%と、Facebookの6.1%、Twitterの8.8%など他のソーシャルメディアよりも高く、目的に応じて使い分けをしているようだ。例えば、ソーシャルメディア上で行なう施策を対象顧客別でみると、企業・官公庁(BtoB)向け企業ではTwitterは「担当者のキャラクターを工夫して好感を持ってもらうように努めている」、Facebookでは「業界に関する有益な情報を流している」がそれぞれ最多となった。
同調査は「gooリサーチ」登録モニターの中から、ソーシャルメディアの公式アカウントを通常業務で運用する立場にある企業担当者を対象に実施。調査期間は2013年6月12日~6月24日で、有効回答数は356名。