夏休み予約状況、JAL、ANAとも国際線好調、中国線も前年上回る

日本航空(JL)と全日空(NH)は、今年夏休み期間(2013年8月9日〜8月18日)の予約状況をまとめた。それによると、国際線ではJAL、ANAとも前年実績を上回る予約数を確保しており、低迷が続いていた中国線も前年比増。また、国内線の予約数も好調に推移しており、JALの沖縄方面を除く全方面で前年実績を上回る結果となっている。


JAL、予約数は国際線7.2%増、国内線6.6%増

まずJAL(JAL/JALエクスプレス/ジェイエア)の予約状況を見ると、国際線は提供座席数295,081席(前年比6.1%増)に対して、予約数が前年比7.2%増の266,166人。予約率は前年実績の89.2%を上回る90.2%となった。期間中のピークは日本出発が8月10日と11日、日本到着が8月17日と18日。また、臨時便としてホノルル8便、チャータ便は前年の22便よりも少ない17便(ホノルル6便、コナ1便、パラオ4便、欧州6便)を予定している。

方面別では、需要の低迷が続いていた中国線で同9.3%増の56,673人と前年実績を上回った。米大陸線と欧州線も好調で、それぞれ同15.6%増の28,559人、同17.1%増の25,265人となり、予約率もともに90%超えた。東南アジア線は同5.4%増の57,228人、ハワイ線は同11.6%増の32,192人、台湾線は同1.4%増の28,293人と前年比増。台湾線の予約率は95%に達している。一方、韓国線は、供給量を前年比で10%ほど絞ったこともあり、予約数は同2.5%減の29,063人。オセアニア線とグアム線は前年とほぼ同じ供給量ながら、それぞれ同1.7%減の4,587人、同5.5%減の4,306人となった。

国内線では、提供座席数1,228,544席(同3.1%増)に対し、予約数は同6.6%増の818,544人。予約率も前年同時期の64.5%を上回る66.6%となった。期間中のピークは下りが8月10日、上りが8月18日となっている。方面別の予約数では、沖縄が同0.1%減と微減となっているものの、他の方面ではすべて前年実績を上回っており、それぞれ前年比で7%以上の伸びを示している。


ANA、予約数は国際線1.0%増、国内線8.5%増

一方、ANAの予約状況を見ると、国際線は提供座席数242,668席(同0.4%減)に対して、予約数は同1.0%増の214,594人。予約率は88.4%となった。JALの予約状況よりは低いものの、前年を上回わる結果となった。特に、北米、欧州、リゾート線が好調に推移。中国線も前年を上回る予約数を確保している。期間中のピーク日は、日本出発が8月9日、10日、11日、日本到着が8月17日と18日となっている。

国内線では、提供座席数2,059,466席(同2.5%増)に対し、予約数は同8.5%増の1,313,419人で予約率63.8%。予約率はJALよりも低いものの、予約数の伸び率はJALを上回った。予約数は全方面で伸びており、特に沖縄と北海道の需要が高い。期間中のピーク日は、下りが8月10日、上りが8月17日と18日となっている。


スカイマーク、国内線予約率73.6%に

スカイマーク・エアラインズ(BC)も夏季期間(8月9日〜18日)の国内線予約状況を発表。それによると、提供座席数は前年比12.5%増の286,032席、予約数は同23.4%増の210,395人。予約率は73.6%となり、大手2社の予約率(JL66.4%、NH63.8%)を大幅に上回った。下り便で予約率が最も高いのは8月10日の89%、上り便では8月18日の86.5%となっている。



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