日系LCC3社の2013年お盆期間中(8月9日から18日)の予約状況が出揃った。それによると、国内線では、ピーチ・アビエーション(MM)、エアアジア・ジャパン(JW)、ジェッスター・ジャパン(GK)とも、就航間もない前年と比べて大幅に提供座席数を増やしたが、予約率はMMが78.8%、JWが83%、GKが63%ととなり明暗が分かれた。
ピーチ好調、国際線予約率は87.9%
まず、ピーチ・アビエーションは期間中、前年比107%増となる8万2080席を提供。予約数は同82%増の6万4656人を確保し、予約率は78.8%となった。ピーチは、8月10日から18日までの期間、関西/福岡線と関西/鹿児島線で1往復2便ずつ増便。期間中のピークは、関西発が8月9日から11日、関西着が8月9日、17日、18日。最も高い予約率は8月12日の関西発で95.9%となっている。
また、国際線では、提供座席数2万1600席(同50%増)に対して予約数は1万8987人(同64%増)となり、予約率は国内線よりも高い87.9%に達している。出発のピークは8月9日から15日、到着のピークは8月14日から16日となっている。
エアアジア・ジャパン、内際ともに高い予約率を維持
エアアジア・ジャパンの国内線は、提供座席数3万2400席(同50%増)に対して予約数は2万6883人(同51.4%増)。予約率は83%となっている。ピークは、成田・名古屋発が8月10日から13日、成田・名古屋着が8月14日から18日。最も高い予約率は8月18日の成田・名古屋着で89.5%となっている。
国際線では、1万8000席を提供し、予約数は1万2135人。予約率は73%となっている。ピークは、成田・名古屋発が8月10日から12日、成田・名古屋着が8月18日。
同社は、今年10月26日で運航を休止し、ANAホールディングのもとで社名を変更後、12月に新たなスタートを切る予定だが、内際とも高い予約率を維持しており、その影響は今のところ表れていないようだ。
ジェットスター・ジャパン、予約率低くも予約数は前年比218%増に
ジェットスター・ジャパンの期間中の提供座席数は同336%増の12万6000席。3社のなかで増加率は最も高く、提供座席数も最も多い。予約率は3社のなかで最も低い63%だが、予約数自体は同218%増の7万9300人と大幅に伸びている。期間中のピークは下りが8月10日、上りが17日。10日の関西/札幌便、16日から18日の札幌/関西便、10日の中部/札幌便はそれぞれ予約率が100%に達している。
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