フランス観光開発機構によると、2012年のフランスへの外国人旅行者数は前年比1.8%増の8300万人で過去最高を記録し、引き続き外国人旅行者数の受入数の世界1位となった。延べ宿泊数は2.4%増の5億7770万泊で、外国人の滞在日数は増加傾向。支出額も6.3%増の358億ユーロと大きく増加した。
過去最高の外国人旅行者数を牽引したのは、特に欧州(2.1%増の6930万人)とアジア(9.9%増の400万人)の旅行者だという。特に新興国が著しく、中国は23.3%増の140万人、ブラジルは21.1%増の120万人で、欧州以外の国で100万人を超えた。
日本人旅行者も19.6%増の70万人と2割増に躍進。延べ宿泊数は18.6%増の460万泊となり、平均滞在日数は6.3泊となった。円高の追い風を受け、ショッピングやグルメ、文化体験など付加価値の高い滞在を楽しむ傾向が強まり、1日あたりの支出額は外国人旅行者平均より36%高い84.3ユーロとなった。