キャセイ、羽田に新ラウンジ開設、成田と2空港で強い需要に対応 -増便も視野に

キャセイパシフィック航空(CX)は、2014年6月に羽田空港・国際線出発サテライト6階に上級クラス搭乗者専用のラウンジをオープンする。新しいラウンジは、総床面積991平方メートル、座席数は200席以上。食事はホットミールを提供し、同社のラウンジで好評のヌードルバーも設けるという。

これは、このほど開催された記者懇親会で同社日本支社長のクラレンス・タイ氏(写真:上)が明らかにしたもの。すでに設置している成田空港のラウンジを維持しながら、新たに羽田空港に投入する。同社が首都圏空港として成田と羽田の2空港体制で展開を維持する方針によるもので、タイ氏はスロットの問題さえ解決すれば、さらに「増便したい」考えを明らかにした。

営業本部長のニック・ヘイズ氏

また、営業本部長のニック・ヘイズ氏は、同社の2013年の状況について2012年後半からの落ち込みが回復しつつある点に言及した。ただし、これは香港からの訪日需要が強いことが回復の大きな材料になっており、日本人の香港への渡航は今も厳しい状況だという。一方、日本出発の個人旅行については2013年1~8月の旅客数が前年比28%増と回復を先導。ヘイズ氏は、今後こうした個人旅行をさらに伸ばすために様々な「プロモーションやユニークな運賃を提供したい」と意欲を強めた。


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