ユナイテッド航空(UA)の米国内主要路線(地域路線以外)の全便で、携帯電子機器の使用が可能になった。これは、同社が米連邦航空局(FAA)の規制変更にあたり、同社が許可を得たことによるもの。同社のアメリカ国内線に搭乗する旅客は、機内での地上走行中、離陸時、着陸時を含めて高度1万フィート以下でも音声通話を除いて旅客自身の携帯電子機器を使用できるようになった。
今回の規制変更は、タブレット端末、電子書籍端末、ゲーム機、スマートフォンなど軽量の携帯電子機器を対象に機内モードの利用が条件。ノートパソコンなどの大型電子機器は、引き続き離着陸時には利用できない。また、視界不良時など運航状況によっては乗客に携帯電子機器の電源を切るよう要請する可能性があるといい、同社は安全のために乗員からの指示に従うことを呼び掛けている。
なお、ユナイテッド航空によると、同社の地域路線の運航を行うユナイテッド・エクスプレス便でも今後、携帯電子機器の使用を拡大できるよう共同作業を進めており、2013年年末までには同社全便でも同様に利用可能になる見込み。