タイ国際航空(TG)が出資するノックエア(DD)と、シンガポール航空(SQ)が出資するスクート(TZ)の両LCCは、バンコク拠点の新LCC設立で合意した。名称は「ノックスクート」。出資比率はノックエアが51%、スクートが49%で、初期投資費用は20億タイバーツの見込み。ドンムアン国際空港をハブとし、ワイドボディ機で中長距離の国際線に就航する。
ノックスクートについて、ノックエアではタイ国内のみならず海外からのインバウンド需要の獲得も期待。また、スクートは拠点のタイが路線拡大を希望していた地であるとした上で、ワイドボディ機での中距離運航の実績を活かしてサポートするとの意向を示した。
なお、ノックエアは2004年2月設立し、2013年6月にタイの株式市場に上場。ドンムアン国際空港をハブとし、ナロウボディ機とターボプロップ機で国内24都市とラオス、ミャンマーに国際線を運航。LCCだが座席指定や機内でのスナック提供、受託手荷物15キロまでを無料としている。