メディア視聴行動分析サービスを提供するニールセンは、2013年の日本におけるスマートフォンとパソコンのインターネット訪問者数ランキングを発表した。
調査結果では、パソコンからのインターネットサービス利用は減少傾向、スマートフォンアプリ利用者数の首位には「LINE」がランキングする結果となった。LINEの利用は月平均2119万人となっており、 急成長ぶりがうかがえる。ニールセンは、「2013年は、スマートフォンの普及に伴いインターネットの各種サービスの利用がパソコンからスマートフォンへ移行した、転換の年」と評価している。
日本でのパソコンからの訪問者数ランキングの1位はYahoo!、2位はGoogle、3位はFC2という結果に。詳細は以下の表のとおりだが、傾向としては、全てのサービスで2012年と比べて訪問者数が減少している。
一方、スマートフォンの保有率が高まる中、アプリ利用者数でトップだったのはコミュニケーションアプリの「LINE」。2013年4月から10月の間で、毎月平均で2,119万人が利用し、増加率も30%と急成長している。比較されることが多いFacebookは、4位で月間利用者数は約1577万人。増加率は5%でトップ10の中で一番低い増加率となった。
なお、同社によるとタブレット保有率は、2012年10月時点の10%から2013年10月時点で18%にまで成長しており、2014年はタブレットの利用状況にも注目していく必要がありそうだ。
この調査結果は、ニールセンのスマートフォン視聴率情報Mobile NetView、PC版インターネット視聴率情報NetViewのデータをもとに作成されたもの。Mobile NetViewは、日本全国の4000名(iOS、Android各2000名)のモニターから取得するアクセスログ情報を元に作成。PC 版NetView は、日本全国に4 万名以上のオンライン視聴者パネルを構築、データを収集、報告している。