日本旅行、鉄旅オブザイヤーに、グランプリなど複数受賞

日本旅行によると、鉄旅オブザイヤー実行委員が主催する「第3回鉄旅オブザイヤー」で、日本旅行グループの鉄道プロジェクトのツアーが、グランプリ、審査員特別賞（2ツアー受賞）、ルーキー賞を受賞した。受賞5ツアーのうち4ツアーを受賞したという。

日本旅行では個性ある商品企画を目的に、2010年に社内専門化プロジェクトを結成。そのうち鉄道だけが「鉄道プロジェクト」として活動を継続している。メンバーは10人で、企画されるのはメンバーの得意分野である「地方鉄道」「廃止前のさよなら運転」など。すでに、50以上のツアーが実施されているという。

今回、グランプリを受賞した「北陸本線100周年記念号の旅」は、2013年の北陸本線全通100周年を記念し、企画実施したツアー。かつて北陸本線で活躍していた475系の国鉄食車両を使用し、往年のヘッドマークも装着。主要駅に長時間停車して、その駅と地域のもてなしも盛り込み、駅の佇まいや周辺散策を含めて北陸本線を堪能できるようにしたのが特徴だ。地域と地域を結ぶ鉄道ならではの旅の楽しみと、地域の人々を巻き込み、高いエンターテイメント性も融合した企画力と実現力などが評価された。その他受賞ツアーは鉄旅オブザイヤーのホームページへ。

なお、鉄旅オブザイヤーとは、旅行会社の国内鉄道旅行商品を対象にしたアワード。鉄道旅行ならではの魅力を発信し、鉄道旅行と国内旅行のプロモーションに繋げるのが目的だ。今回は2012年11月～2013年10月までに販売催行されたツアーが対象で、ノミネート作品88作品のうち、審査委員長を務めた俳優の関口知宏さんなどが受賞作品はグランプリ1、準グランプリ1、審査員特別賞2、ルーキー賞1の計5作品を選出した。