マイナビが2015年卒の大学生・大学院生を対象に実施した「大学生のライフスタイルに関するアンケート調査」によると、スマートフォンの保有率は前年から約10ポイント増の93.1%となり、ほとんどの学生がスマートフォンを保有している結果となった。就職活動でも「企業セミナーの予約確認」(82.6%)、「地図の閲覧」(71.7%)、「企業からのメッセージの確認」(70.6%)など多くの場面でスマートフォンを活用していることがうかがえる。
よく利用するソーシャルメディア・SNSについては「LINE」が前年から24.8ポイント増の84.4%と大幅に増加し、Facebookを抜いて1位となった。2位はTwitter(64.9%、6.5ポイント増)。Facebook(59.0%、2.7ポイント減)は3位に後退した。マイナビによると、LINEはあらゆる層で広く利用されているが、Twitterは私立大学生の方が国公立大学生よりも利用率が高く、Facebookは国公立大学生の方が利用率が高いという。
このほか、1ヶ月に自由に使えるお金の平均は3万2864円で、文系、国公立の方が多い。地区別では関東、関西、その他の順となっており、最も多い関東国公立の場合は3万9230円だった。アルバイトをしている学生は68.6%で、収入の平均は4万8872円。文系男子(5万5257円)と文系女子(5万846円)と多く、大学別では関東私立(5万3584円)、その他地区私立(5万6472円)が5万を超えた。
なお、卒業後、海外で働きたいと思うかの問いには「すぐに海外で働いてみたい」が6.5%、「すぐにではないが将来は海外で働いてみたいが」31.4%。「将来ここで働いてみたいと思う国」(複数回答)は、1位アメリカ(50.5%)、2位イギリス(32.1%)、3位ドイツ(30.6%)、4位フランス(27.3%)、5位イタリア(27.1%)となった。
調査実施期間は2013年12月13日~2014年1月13日まで。有効回答数は2663名。