米運輸省(DOT)は2014年2月28日、ユナイテッド航空(UA)の羽田/サンフランシスコ線開設の申請を暫定承認したと発表した。アメリカン航空(AA)が2013年12月で羽田/ニューヨーク(JFK)線から撤退したことを受けて、UAがサンフランシスコ線、ハワイアン航空(HA)がコナ線を申請していた。
日米の航空合意に基づいて、米国航空会社は羽田の深夜早朝発着枠で1日4往復便の運航が認められており、現在、ハワイアン航空がホノルル便、デルタ航空(DL)がロサンゼルス便とシアトル便を運航している。
DOTは、AAのニューヨーク線撤退を受けて生じた新しい羽田発着枠について審査を進めていた。その結果、UAが羽田に新規就航する米国キャリアになるほか、サンフランシスコ空港をハブとした接続便でビジネス、レジャー双方の利用者に対して選択肢を増やすことにもつながることから、羽田発着枠を最も有効に使えると判断した。
今回の決定はあくまでも暫定的なもの。今後、DOTはこの暫定承認に対する異議申し立てを3月10日まで受け付ける。異議申し立てがあった場合は、DOTは3月17日までにそれに対する回答をすることになっている。