カンター・ジャパンが実施した、携帯電話・スマートフォン、タブレット機器の購買・使用動向調査で、一般に使用されているスマートフォンのOSが、日本と世界で形勢が異なる結果となった(販売シェアの表は下段に掲載)。
過去1か月に購入したスマートフォンの機種について、日本では68.7%がiOS、Androidは30.5%だが、アメリカではiOSが38.9%、Androidが54.8%。中国(都市部)ではiOS17.4%に対し、Androidは80.9%と8割を超える。調査対象の欧米、中国ではAndroidのシェアが5割を超える結果となった。また、前年同時期の調査と比較するとイタリア、中国(都市部)、アメリカではAndroid端末の販売シェアが6%~11%上昇するなど、Android端末を選ぶ傾向が強まっているという。
一方、日本ではiOS端末の販売シェアは前年よりも2.6%増加し、iPhone支持が高まる傾向になっている。
調査は2013年11月~2014年1月に、主にインターネットで実施。調査国は日本、アメリカ、中国(都市部)、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリアで、16歳以上の男女(イギリスは13歳以上)が対象。