タイ国政府観光庁(TAT)は、同庁ウェブサイトで戒厳令が発出されている期間にバンコクやその近郊地域を訪れる旅行者に対して4つのアドバイスを掲載している。これは、今回のクーデターのリーダー、プラユット・チャンオーシャー陸軍総司令官による発表を日本語訳したもの。あわせて、すべての省庁や政府関連機関が通常通り業務を遂行しており、旅行者のビザ(査証)申請も通常通りとなっていることも示している。
発表されている旅行者へのアドバイスは以下のとおり(原文のとおり)。
- 個人での旅行者の方々は常にパスポート等を携帯し、当局の要請があれば、すぐに提示できるように努めて下さい。
- 団体旅行の方々は、セキュリティポイントを通過する際などには、同行する現地旅行会社の添乗員がまずは対応致します。
- スワンンナプーム国際空港でのタクシーサービスは24時間営業です。各タクシーはスワンナプーム国際空港発行のステッカーをフロントガラスに貼っており、セキュリティーポイントの通過が認められています。
- スワンナプーム国際航空では、旅行者のアシスト窓口としてコールセンターが準備されております。電話番号:1722
また、発表では国家平和秩序維持評議会が夜間外出禁止令の発令中も、各空港に到着、出発する旅行者に対して特別な配慮を持って通常通りで対応する方針を明らかににし、クーデターが政治的に国家の統一を取り戻し、政治刷新、経済、社会、全ての人々に正当性を確保する助力となるとしている。
同時に発表された旅行者のための情報と支援の連絡先は以下の通り。
- TATコールセンター1672
- ツーリストポリスコールセンター1155
- 交通警察コールセンター1197
- BMTA(市内バスやバンサービス)コールセンター1348
- BTSホットライン+66(0)2617 6000
- MRTのお客様相談センター+66(0)26245200
- SRT(列車)コールセンター1690
- (株)トランスポート(バスサービス)コールセンター1490
- AOT(スワンナプーム国際空港)コールセンター1722
- スワンナプーム空港オペレーションセンター(臨時)+66(0)21329950または2
- ドンムアン空港コールセンター+66(0)2535 3861、(0)2535 3863
- タイ国際航空コールセンター+66(0)2356 1111
- バンコクエアウェイズコールセンター1771
- NOKエアーコールセンター1318
- タイ•エアアジアコールセンター+66(0)2515 9999
なお、タイ国政府観光庁(TAT)は、旅行者に対して同ウェブサイトで旅行者に対して「常に状況を監視し、進展があり次第、継続して更新情報提供致します。」との方針を示している。
(トラベルボイス編集部)