政府は2014年6月10日に平成26年(2014年)版観光白書を閣議決定し、観光庁のホームページで公開した。
今回は1000万人を達成した2013年のインバウンドの成功要因と観光動向、2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会に向けた参考となる施策等を重点的に記載。特にオリンピックに関しては過去に開催されたロンドン大会やバンクーバー大会の事例・効果等を分析し、東京大会に向けては大会期間をはさむ複数年のプロモーションや、早期の継続的な情報発信、国際会議の積極的誘致などを取り組むべき施策とした。
このほか、今年度に講じようとする施策として、2020年に2000万人をめざし、観光立国推進閣僚会議における現行の「アクション・プログラム」の改定や、インバウンドの戦略的展開、世界に通用する魅力ある観光地域づくりなどを記載した。
なお、観光白書とは観光の状況、および政府が観光立国の実現に向けて講じた施策と今後の施策をまとめたもの。毎年、国会に報告している。
(トラベルボイス編集部)