アジア10カ国の「日本に行きたい理由」は?観光地を軸に異なる各国の嗜好 ーアウンコンサルティング

東京、沖縄、台湾、香港、タイ、シンガポール、韓国のアジア7拠点でグローバルマーケティングを展開するアウンコンサルティングは、アジア10カ国を対象にした親日度調査を行った。調査内容は「日本という国が好きか」「日本人が好きか」「日本へ旅行に行きたいと思うか」「日本に行きたい理由」の4つのカテゴリー。今年8月4日から14日にかけて、各国100名の18歳以上の男女を対象に行われた。

まず、「日本へ旅行に行きたいと思うか」については、タイで「とても行きたい」「行きたい」を合わせて100%とになったほか、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピンでいずれも85%を超えるなど東南アジアの国で関心が非常に高い結果となった。韓国は71%で前回調査の55%から上昇。中国は59%で前回調査の65%から下がった。

「日本に行きたい理由(複数回答可)」については、9つのカテゴリーのうち、10カ国中5カ国で一番回答数が多かったのは「行きたい観光地がある」だった。次に「日本食が好き」「日本文化に興味がある」「日本製品に興味がある」と続いた。

アウンコンサルティング、プレスリリースより

▼親日度は上昇傾向

日本が好きな韓国人、中国人が半数を超え「嫌い」を上回る

「日本という国が好きか」について、最も高い数値を示したのはベトナムで「大好き」と「好き」を合わせると99%となった。このほか、タイ(97%)、インドネシア(93%)、台湾(90%)、シンガポール(90%)、フィリピン(90%)が90%を超えた。韓国(56%)と中国(53%)でも半数を超え、「嫌い」「大嫌い」の合計を上回った。特に韓国では、2012年11月の調査では、「嫌い」「大嫌い」の回答が合わせて64%だったが、今回の調査では44%に下がり、日本に友好的な感情を持つ人が増えていることが伺えた。

「日本人が好きか」についても同様な傾向が見受けられた。韓国では「大好き」「好き」の回答は2012年11月調査の40%から今回71%まで上昇。中国でも50%から59%に上がった。

アウンコンサルティング、プレスリリースより

(トラベルボイス編集部)

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