KDDIのグループ会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は、訪日外国人旅行者に向けた無料Wi-Fiサービス「トラベルジャパン Wi-Fi(TRAVEL JAPAN Wi-Fi)」プロジェクトを発足、インバウンド事業の活性化・加速化に期待する企業や自治体の計17団体と連携して取り組む。2014年12月12日より専用アプリ「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」(iOS版とAndroid版)を配布予定で、これにより旅行者は全国20万か所以上のWi-Fiスポットを利用できるだけでなく、旅行・観光に役立つ情報を利用できるようになる。
「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」プロジェクトは、東京オリンピックが開催される2020年に向けて拡大が見込まれるインバウンド市場を対象とし、「全国20万か所で無料Wi-Fiスポットと専用アプリの提供」「日本の観光をサポートするための情報配信」「利用履歴を用いた情報分析に基づくマーケティングとさらなる利便性向上」を軸に展開されるもの。
また、利用履歴データの分析には、2013年11月からアクセンチュアがWi2社と共同開発中のプラットフォーム「Ideal Insight」が活用される見込み。匿名化された位置データのリアルタイム解析や利用者の属性などのビックデータ分析、人工知能技術を用いた行動予測な どを実施することで、外国人観光客向けに特化したマーケティングに活かす貴重なデータを集積すると同時に、旅行者の利便性向上に役立てることが可能になる。
参画予定の組織はITインフラ事業のKDDIや鉄道の小田急電鉄、航空関連JALといった企業、自治体や観光関連団体のみならず、大手ソリューションサービスのパナソニック、エンターテインメントコンテンツをあつかう「ぴあ」、免税店を展開するドン・キホーテなど多岐にわたる。2015 年 6 月末までのトライアル期間中に得た知見や効果、利用状況などをもとに順次拡大を行う計画で、2015 年 7 月には連携企業・自治体の範囲を広げた本格展開も見込む。
プロジェクトの全体像や参画・協力団体は以下の通り。
▼プロジェクトの展開イメージ
▼参画法人・自治体一覧(50音順)
- アクセンチュア
- 沖縄県/沖縄観光コンベンションビューロー
- 小田急電鉄
- キャナルシティ博多
- 京都市/京都文化交流コンベンションビューロー
- KDDI/沖縄セルラー電話
- 神戸市
- ジェーシービー
- 東京都交通局
- ドン・キホーテ
- 日本航空
- パナソニック インフォメーションシステムズ
- ぴあ
- ビックカメラ
- マツモトキヨシ
▼協力法人一覧(50音順)
- AIZAC
- 伊藤忠テクノソリューションズ
- インテリジェンスビジネスソリューションズ
- スキータ
- Sen(MATCHA)
- デジタルガレージ
- 富士ソフト
- ブリンガー・ジャパン(GOOD LUCK TRIP JAPAN App)