ニールセンは、国内でのPCおよびスマートフォンを対象としたインターネットサービスの利用状況を調査した。それによると、PCからの月間平均利用者数が前年比8%減の5207万人となった一方、スマートフォンからの利用は3割増で4262万人に。PCからスマートフォンへの移行が明確になった。利用サービスでは、PCからの「楽天」利用者が前年比15%減、「Amazon」が14%減となり、スマートフォンの利用者数がPC利用者数を超える結果となっている。
機器および利用サービス別にみると、PCからの利用がもっとも多いのは「Yahoo!」で前年比12%減の4099万人、2位「Google」は17%減の2772万人、3位「FC2」が19%減の2245万人などで、10位までのすべてがマイナス2桁の利用者減となった。
PCからの利用者数トップ10は以下のとおり。
スマートフォンからの利用では、1位が「Google」で前年比32%増の3450万人、2位「Yahoo!」は31%増の3426万人、3位「楽天」は42%増の2805万人となったほか、「Facebook」が42%増の2727万人、「Twitter」が45%増の2572万人、「Amazon」は61%増の2333万人といずれも利用者数を大幅に伸ばしている。
スマートフォンからの利用者数トップ10は以下のとおり。
また、利用者数が多いスマホアプリは「LINE」が前年比1000万人増の3100万人利用で2年連続の1位。2位の「Google Play」と3位の「Google Maps」が2000万人以上の利用を確保しているほか、「Twitter」は前年比52%増の1424万人、「Yahoo! Japan」は62%増の1041万人と昨年からの利用者を大幅に増やした。
スマホアプリからの利用者数トップ10は以下のとおり。
この調査は、同社のモニターを対象に実施した視聴率調査のデータに基づいたもの。パソコン利用者については2歳以上の男女、スマートフォンについては18歳の男女が対象。2014年4月から10月までのデータに基づいて平均月間利用者数にてランクした。
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