年末年始の航空実績2014、LCC3社は国内線利用率で明暗、国際線は2社が90%超え

ピーチアビエーション(MM)、ジェットスタージャパン(GK)、バニラエア(JW)のLCC3社は2014年度年末年始期間(2014年12月19日〜2015年1月4日)の利用実績をまとめた。国内線では3社とも路線網を拡大したこともあり、提供座席数が増加。それにともない旅客数も増やした。しかし、利用率を見ると、ピーチアビエーションとバニラエアは80%を超えたものの、ジェットスターは70%を割り込み、明暗が分かれた。

まず、ピーチアビエーションは国内線で前年比24%増の16万6320席を提供。旅客数も同23%増の14万5477人となり、利用率は前年とほぼ同じ87.5%を確保した。期間中のピーク日は12月30日で94.2%、上りが1月3日で95.4%。

国際線では同15%増の6万1200席を提供。旅客数は同19%増の5万5466人となり、利用率は前年の87.5%を上回る90.6%と高い結果を残した。ピーク日は下りが12月29日で95.6%、上りが1月3日で96.4%。

ジェットスターは国内線で提供座席数を同51.9%増の32万2560席に大幅に増やしたものの、旅客数は同15.2%増の21万5881人にとどまり、利用率も前年の88.3%を大幅に下回る66.9%に終わった。ピーク日は下りが12月30日で77.6%、上りが1月4日で88.2%。

今年で2回目の年末年始となるバニラエアは、国内線で同208.6%増の3万8880席を提供。旅客数は同197%増の3万2859人となり、利用率も前年を3.3ポイント下回ったものの、84.5%を確保した。ピーク日は下りが12月29日で97.8%、上りが1月4日で98.3%。

国際3路線では、同341.2%増の2万7000席を提供。旅客数は同322.2%増の2万4583人となり、利用率も91.1%と高い数字を残した。ピーク日は成田発が12月28日で98.9%、成田着が12月31日で99.0%。なお、バニラエアは2013年12月20日に新規就航したため、前年比は2013年12月20日〜2014年1月5日との比較になる。

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