外務省、インドネシア中部スラウェシ州ポソ県の危険情報を引き上げ

外務省は2015年3月6日付で、インドネシアの中部スラウェシ州ポソ県の渡航情報を「渡航の是非を検討してください」に引き上げた。

中部スラウェシ州ポソ県では1998年末から、イスラム教徒住民とキリスト教徒住民の間で衝突が発生。現在は沈静化しているものの、同県郊外にはイスラム過激派(東インドネシアのムジャヒディン:MIT)が潜伏していると見られ、警察官や住民への襲撃が度々発生している。MITがISILへの支持を表明していることから、外務省では日本人を含む外国人を標的とする可能性も否定できないと説明。インドネシア国家警察も2015年1月以降、本部機動隊を増派し、検挙活動を強化しているという。

なお、インドネシアに対しては既に、パプア州プンチャック・ジャヤ県とミミカ県には「渡航の是非を検討してください」が、それ以外の地域も首都ジャカルタやバリ島を含め「十分注意してください」が発出している。

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