日本政策投資銀行と金沢大学がこのほどとりまとめた石川県の観光振興に関する調査によると2015年3月30日から放映される、輪島市が舞台のNHK連続テレビ小説「まれ」が石川県全体にもたらす経済波及効果の推計値は約66億円だった。また、輪島市への観光入込客数は約34万人増となった。 *画像はNHKの番組紹介サイトより。
内訳をみると、日帰りおよび宿泊旅行者増による総消費額の増加を表す「直接効果」は42億400万円、直接効果に伴って必要となるサービス等の生産・提供目的で新たに県内産業で誘発される生産額(1次波及効果)は14億3300万円、それらがもたらす雇用所得の増加が新たな消費に向けられることによるさらなる生産誘発額(2次波及効果)は9億2700万円となっている。
なお、2009年度前期から2013年度後期の5年間におけるNHK連続テレビ小説のうち、三大首都圏以外の市町村を舞台とした場合の放映前後の観光入込客増加率は平均31.34%。今回の調査はこの増加率および輪島市のデータを用いて独自に集計された。
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