新型乗り物「超小型モビリティ」に自動観光ナビを搭載してレンタル開始、飛鳥時代の再現映像も -奈良県明日香村で

奈良県飛鳥地方の明日香村地域振興公社はソフトバンクモバイルの協力のもと、2015年4月17日に超小型モビリティのレンタルサービス「MICHIMO(ミチモ)」を正式に開始する。超小型モビリティとは、少子高齢化時代の生活交通として期待される新しいカテゴリーの乗り物。省エネ・低炭素化を実現し、日常生活や地域観光における手軽な移動手段として国土交通省が導入を支援している。

MICHIMOは超小型モビリティにタブレット型の観光サポートナビ「MICHIMOナビ」を搭載して貸し出す観光客向けのサービス。今回のグランドオープンにあわせ台数を17台に倍増し、サービス内容も拡充した。タブレットは取り外し、観光時に携行することが可能。搭載する観光アプリ「MICHIMO」はiBeaconに対応し、観光スポットの施設や史跡などに近づくと、自動で関連情報等を表示し、観光案内を開始する。iBeaconに対応する観光スポットは当初は7か所だが、順次拡大していく予定だ。

さらにMICHIMOナビは、飛鳥京の当時の様子をコンピューターグラフィックで再現するコンテンツ「バーチャル飛鳥京」とも連携。タブレット内で360度の視認型映像解説を行なう。このほか、電力はすべて奈良県内の太陽光発電に変更し、グリーン電力の地産地消を実現するのもポイントだ。

MICHIMOの料金は、利用料と保険料、充電量、観光アプリ搭載のタブレット使用料を含み、3時間3000円から。

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