フォーカスライトJapan(PCWJ)の最新レポートによると、日本のオンライン旅行市場規模が2兆9千億円、オンライン販売比率は33%となっていることが明らかになった。2011年度調査と比較すると23%増加、オンライン販売比率では3%ポイント増加。要因としてPCWJは、TTA(既存リアル旅行会社)のオンライン販売強化をしていること、ダイナミック・パッケージ販売が増加していること、海外OTAサイトの影響の3つを指摘。これらがドライバーとなって、オンライン販売大幅増加を挙げているとしている。
このレポートは、 「日本のオンライン旅行市場調査第2版(PCWJ)」で紹介されたもの。2014年3月~5月にかけて、延べ40以上の旅行に関係する主要な企業や業界団体の幹部を訪問し、オンライン旅行販売の現状に付いて聞き取り調査した。調査対象は、航空、宿泊施設、鉄道、レンタカー、バス、クルーズの6分野の旅行サプライヤーと、彼らが市場に提供する旅行サービスを販売する旅行会社(オンライン旅行会社を含む)。
PCWJは、2014年の調査結果と分析した3つの要因によって、日本の大手オンライン旅行会社のシェアが後退していることを指摘している。詳細は、後日、PCWJのデータ解説とともに掲載する。
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(トラベルボイス編集部)