アコーホテルズはフランスのデジタルサービスプロバイダー、FASTBOOKNG(ファストブッキング)を買収した。FASTBOOKINGはホテル業界に特化し、ウェブサイト構築や流通チャネル管理ツール、レベニューマネジメント最適化ツール、競合他社モニターなどのサービスを提供。ヨーロッパとアジアをメインに、世界約4000のホテルを顧客としている。
今後、FASTBOOKINGはアコーグループの傘下となるが、独立運営を行ない、従来通り、契約ホテルとの機密情報は厳守する。一方、アコーホテルズ内でもデジタル面でのサービス提供を行なっていく。
今回のアコーホテルズによるIT系企業の買収は、フランスのモバイルアプリサービス会社、Wipoloを傘下に収めた2014年10月の動きに続くもの。FASTBOOKINGのデジタル専門知識が加わることで、デジタル戦略をさらに加速する方針だ。