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日本政府観光局(JNTO)によると、2015年4月の訪日外国人の人数(訪日外客数:推計値)は前年同月比43.3%増の176万4000人だった。昨年同月よりも50万以上の増加となり、3カ月継続して単月での過去最高記録を更新した。
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2015年4月の状況と前年推移は以下のとおり。
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市場別では、首位となったのは中国で前年同月比113%増、昨年の約2倍となる40万5800人。続いて台湾が同29.9%増の33万5100人、韓国が同57%増の30万4600万人と続いた。全市場を通じて、単月で40 万人台を記録したのは2015年4月の中国が初めてのこと。また、台湾が単月で30 万人台を突破したのも初。
各市場別の数値は以下のとおり。
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JNTOは、好調の理由について円安傾向の継続、訪日外客に人気の高い桜の季節と各国の休暇シーズン(イースター、清明節、ソンクラーン)が重なったこと、航空路線の新規就航や増便などを指摘。訪日インバウンド拡大に向けて継続している各種プロモーションが奏功して訪日旅行の気運が醸成されたとしている。
また、5月については、桜シーズンと夏休みの狭間となるものの堅調な推移を予測。夏休みシーズンに向けて、現在の円安基調や夏ダイヤの移行で航空路線の新規就航や増便、燃油サーチャージ引下げなどがあり、訪日需要を押し上げる要因になるとみている。
(トラベルボイス編集部)