ハウステンボスの業績好調続く、2015年第2四半期の経常利益は50億円超、通期で初の100億円台へ

ハウステンボス「花の王国」

ハウステンボスの2015年9月期第2四半期の業績は、取扱高が前年比10.6%増の148億1000万円、営業利益が14.7%増の48億3400万円、経常利益が8.7%増の50億7700万円となった。今期の経常利益は、佐世保市からの再生支援交付金(前年度:3億6700万円)を含まずに、前年を上回る業績を達成した。

期中は「花の王国」「光の王国」「音楽とショーの王国」「ゲームの王国」の4つの王国で新イベント展開やコンテンツのバージョンアップに注力。世界初の運河イルミネーションやベニスさながらの「仮面舞踏会大カーニバル」なども初開催し、入場者数は6.7%増の160万2000人、宿泊者数は2.0%増の17万5000人となった。特に国内全体のインバウンド需要の増加を受け、海外からの入場者数は11.5%増の11万4000人と2ケタ増となった。

2015年9月期通期では、入場者数10%増の307万人、宿泊者数10%増の33万5000人を目標に設定。取扱高は15%増の301億円、営業利益は30%増の95億円、経常利益は初となる100億円(20%増)を目指す。

なお、2014年8月に事業を開始した同グループ傘下のラグーナテンボスに関しては、本格展開が開始した期となった。11月に開始した日本初の2大3Dマッピングが好評で、前テーマパーク「ラグナシア」時代からの月間入場者数を、3か月連続で更新。期中では17.9%増の35万1000人となった。取扱高は17億2300万円、営業利益は1億2400万円、経常利益は4億200万円(蒲郡市からの運営事業支援金:補助収入2億7400万円含む)。

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