バス車内のアナウンスをアプリで多言語化、「音のユニバーサルデザイン化」で実証実験 ―東急バスとヤマハ

東急バスとヤマハは、2015年5月15日から9月30日まで、東京・代官山の循環バスの車内アナウンスとスマートフォンアプリ「おもてなしガイド」を連動した外国語ガイドサービスの実証実験を行う。

代官山は外国人旅行者が多く訪問し、循環バスの沿線にはマレーシア、エジプト・アラブ共和国、デンマークなどの大使館もあるエリア。今回行う実験は車内アナウンスの内容を日本語、英語、マレー語、アラビア語、デンマーク語の5カ国語による音声で、手持ちのスマートフォンから確認できるようにするもので、インターネットやWi-Fiの接続環境は必要ない。

「おもてなしガイド」はヤマハによって開発されたアプリ。外国人だけでなく高齢者や聴覚に障がいを持つ方を対象に、各種施設や公共交通機関における音声情報をわかりやすく伝える"音のユニバーサルデザイン化"をめざす「Sound UD化プロジェクト」を展開中。2015年のミラノ万博・日本館でも公式採用になっている。

実証実験後は、アンケート調査の結果も分析して機能面や利便性を検証、企業や自治体と協力して本格的なサービス導入に向けて取り組む考え。

アプリはiOS7.0以降に対応(Android版は7月以降に配信予定)。詳細は以下まで。


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