NTTマーケティング・アクトは2015年6月11日から、訪日外国人向けサービス「QR翻訳サービス」の提供を開始した。
多言語に翻訳した観光案内情報や交通案内などの文章をデータベース化し、そのURLをQRコード化したものを利用者のスマートフォンやタブレット端末で読み取ると、利用者の希望の言語で表示するというもの。翻訳文章を読み上げる音声読み上げ機能や、店舗などの場所を地図上に表示させる位置情報表示機能も付けた。翻訳した文章はウェブ管理画面で後からの変更も可能で、自治体や施設等の利用を想定している。
多言語表示や音声読み上げ、位置情報表示は、インターネット接続が必要。このため、親会社であるNTT西日本(西日本電信電話)がサービス利活用の最大化を図るため、無料Fi- Fiの環境整備を促進している。
なお、訪日外国人が増加するなか、NTTマーケティング・アクトでは各企業の多言語対応支援サービスを推進。2015年3月にはタブレットを活用したTV通訳オプションも開始しており、多言語通訳サービスの取組みを強化したところ。一方、NTT西日本でも訪日外国人旅行者の受入強化として、無料Wi-Fiの面的拡大を推進。2014年度には管内の約100エリアに導入した。