スカイマーク再生、ANA支援案が認可決定 -債権者数の6割超が賛成に

スカイマーク(BC)は2015年8月5日に開催された債権者集会で、同社が提出したインテグラルやANA(全日空)などの支援による再生計画案が可決され、東京地方裁判所から認可決定を受けた。債権者集会に参加または署名投票した議決権者174名中135.5名、議決権者の議決権総額のうち60.25%の賛成を獲得した。

これにより、今後、認可決定に対する不服申し立てがなければ、官報に掲載された日の翌日から2週間後に確定することになる。また、再生計画では債権者への弁済を再生計画の認可決定策定日から2か月が経過した日の属する月末までに行なわれることになっている。今回の決定で、大きな要素はANAがエアバスへの将来の発注意向を示したことと言われており、ようやくスカイマーク再生の大枠が決定したことになる。

なお、最大債権者のイントレピッド及びイントレピッドの再生計画案でスポンサーとなったデルタ航空(DL)は今回の投票結果を確認し、債権者案に対する支援への感謝を表明。

イントレピッド社長兼CEOのフランクリン・プレイ氏は「スカイマークの従業員、ビジネスパートナー、その他の債権者に最善の結果が得られるよう、ステークホルダとの建設的な協力体制を継続していく」。デルタ航空日本支社長の森本大氏は「スカイマークが日本の三大航空会社の一つとして再生されることを願っている」とのコメントを発表した。

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