訪日外国人の旅行消費額が8割増の8887億円、中国は3581億円で全体シェアの4割に -観光庁(2015年4~6月期)

観光庁が発表した2015年4~6月期の訪日外国人消費動向調査によると、訪日外国人全体の旅行消費額は前年比82.5%増の8887億円となり、第1四半期(2015年1~3月)に続いて1四半期の最高値を更新した。

期間中の1人当たりの旅行支出は前年比23.3%増の17万7428円。この伸びをけん引したのは、ほかの国・地域に比較して旅行支出額が多い中国人による消費。中国からの訪日旅行者数が前年比137.1%増と大きく伸びたうえ、1人あたり支出額が前年比34.7%増の28.5万円に上昇。その結果、中国による旅行消費額全体は前年比219.4%増の3581億円で、3倍以上を記録。旅行消費額全体に占める中国の割合は40.3%となった。

前年と比較した国・地域別旅行支出額は以下のとおり。

観光庁:報道資料より
観光庁:報道資料より

全国籍・地域による1人あたりの旅行支出(全目的)内訳をみると、買物代は54.8%増の7万6995万円。平均泊数は前年よりも1.2泊減の9.3泊と短期化したものの、宿泊料金は2.4%増の4万4144円に増加、飲食費も5.9%増の3万2633円と上昇した。このうち、中国人の買物代は44.2%増の17万3404円となり、同国の総支出額(28万5306円)の約6割(60.8%)を占めている。

訪日外国人一人当たりの費目別旅行支出(全目的)は以下のとおり。

観光庁:報道資料より

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…