【図解】訪日外国人数、直近12カ月をグラフで比較してみた ―オーストラリア・アメリカ・イギリスの部(2015年上半期)

日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数をオーストラリア・アメリカ・イギリス3か国でみると、2015年6月はオーストラリアが前年比7.7%増の2万2700人、アメリカが同16.2%増の10万2100人、イギリスが同11.9%増の1万6800人となった。アメリカは欧米豪市場で初めて単月10万人超を記録。3市場すべてが6月として過去最高値を更新したほか、上半期(2015年1月~6月)の累計でも最高となっている。

オーストラリア・アメリカ・イギリスの直近12カ月の推移は以下のとおり。

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JNTOによれば、オーストラリアでは6月が閑散期に当たるにもかかわらず訪日旅行は堅調な伸びを示した。また、6月末に始まる冬休み期間を背景に、7月は家族旅行による訪日客の増加が見込まれるとしている。

欧米豪市場のなかで初の単月10万人超えを示したアメリカは、従来6月に訪日旅行に人気の時期であることに加え、燃油サーチャージの引き下げや円安、現地での旅行博出展をはじめとした各種プロモーションなど複数の要因が大幅な伸びをけん引する結果となった。

イギリスは伸びがやや低下傾向にあるものの、航空運賃の安定化やメディアにおける日本の露出企画の拡大などが功を奏して6月として最高記録を更新。また、7月には山口県にてボーイスカウトの世界大会が開催される予定があり、ボーイスカウト発祥の地イギリスからの旅行者数増加が期待できる見通し。

(トラベルボイス編集部)

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