財務省の2015年7月中の国際収支状況(速報)によると、旅行収支は1295億円の黒字となった。2014年10月以降、10か月連続で黒字が続いており、7月としては過去最大。単月としても2015年4月の1334億円に次いで2番目の黒字幅だという。
ちなみに、7月の訪日外国人旅行者数は前年比51.0%増の191万8400万人で、単月の過去最高を記録。一方、出国日本人数は6.7%減の132万人だった。※日本政府観光局(JNTO)速報値
全体の経常収支は1兆8086億円で、前年の4036億円の黒字から大きく拡大。2014年7月以降、13か月連続の黒字となった。これについて財務省では、旅行収支を含む貿易・サービス収支の赤字幅の縮小や、第一所得収支の黒字幅拡大が寄与したと説明。旅行収支を含むサービス収支は1836億円の赤字で、前年より2702億円改善した。
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