ペイパルは中国の消費者と全世界の加盟店舗を繋ぐ「ペイパル・チャイナ・コネクト」プログラムを日本でも開始する。これにより、同プログラムの中国側のパートナーである銀聯国際や大手ECサイトのSMZDM、中国建設銀行などの海外ネット購入者“海淘(ハイタオ)ユーザー”を、日本国内のペイパル導入店舗へ送客する越境ECが可能となる。
まずは2015年10月23日~11月上旬まで、1回目のキャンペーンを実施。国内からNISSENや代理購入サイト「Buyee」、Cosme.comなど計15社が参加する。今後は11月中旬の「シングルズデー(独身の日)」や年末年始に実施することも計画しており、継続的なプログラムとして行なうことを予定している。
Eコマースでも“爆買い”
なお、ペイパルによると、中国におけるEコマースの総額規模は2015年の5903億人民元(見込み)から2016年には7064億人民元へと約20%増で成長することが予想されている。このうちモバイルでの購入は1352億人民元から2011億人民元へと49%増になると予測。中国の海外ネット購入への意向では、5人に1人が積極的な利用を回答している。
2014年の日本のECサイトでの購入は前年比55.4%増を記録。訪日旅行者の“爆買い”がEコマースでも顕著だとしており、購入国別でも日本は米国、香港、英国に次いで4番目に多い人気の購入先となっているという。