宮崎県・高千穂峡で受付管理アプリ導入、多言語で貸ボート待ち時間解消へ

リクルートライフスタイルは受付管理アプリ「Airウェイト」を、宮崎県の高千穂町観光協会が運営する高千穂峡の貸ボート乗り場に導入した。

高千穂峡で人気のアクティビティである貸ボート乗り場には、年間約150万人の旅行者が訪れ、週末や連休時には5、6時間の待ち時間が発生することもある。

これに対し、Airウェイトでは、iPadとプリンターを接続するだけで来場順にQRコード付きの番号券を発券。自身の端末でQRコードを読み取ると、現在の待ち人数が表示される。順番が近づくとメールや電話で通知する仕組みもあり、待ち時間を開放することが可能だ。

さらに、高千穂峡では訪日外国人旅行が急増しており、多言語での順番待ちを説明するニーズが高まっている。また、ボート乗り場と受付が離れており、車以外のアクセス難しい場所でもあることから、乗り場と受付、観光案内所が絡を取り合いながら待ち時間を共有するという業務の負荷もあった。

これに対し、アプリでは日本語と英語での表示が可能であるほか、順次中国語・韓国にも対応する予定。また、地域の関係事業者が待ち時間を共有できるよう、ウェブで確認できる画面も用意し、業務の負荷軽減を図る。以上3つの課題解決を狙いアプリの導入を決定したという。このほか、地域情報やクーポン配信を通じて周辺地域への訪問促進を図り、地域活性化に貢献していく方針だ。


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