視聴行動分析サービスのニールセンは、消費者のマルチスクリーンの利用動向調査「ニールセン・デジタル・コンシューマー・データベース2015」の分析結果を発表した。
各端末の利用目的については、パソコンの場合は“情報の取得”が上位2位を独占。3位と4位は“ショッピング関連”、5位は“エンターテイメントを楽しむ”ための利用となった。一方、スマートフォンでは“コミュニケーション”“ナビゲーション”“空いた時間を埋める”“写真や動画の撮影”となっており、各スクリーンによって利用目的が異なることが判明した。
さらにショッピングでの利用に限ると、閲覧・購入ともパソコンが60%弱に対し、スマートフォンは35%との差がついた。年代別で購入時の利用端末をみると、パソコンは年代が高いほど、スマートフォンは若いほど利用比率が高くなる。ただし、パソコンは利用比率が最も低い10代でも45%なのに対し、スマートフォンは最も低い60歳以上は13%、50代でも24%と、その割合が小さいのが特徴だ。
調査は2015年9月29日~10月1日まで、パソコン、従来型携帯電話、スマートフォン、タブレットのいずれかのデバイスで月1回以上インターネットを利用する15歳以上の男女計2758人を対象に実施した。