日本政府観光局(JNTO)によると、2015年11月の訪日外国人数(訪日外客数:推計値)が前年同期比41%増の164万8000人となった。これは、11月として過去最高だった昨年の116万人を約48万人強上回るもの。2015年1月から11月までの累計は1796万4400人に達し、年内の1900万人越えが確実になった。
2015年1から11月の訪日外国人数と前年推移は以下のとおり。
国籍別で2015年11月の首位となったのは先月に引き続き中国。前年比から75%増の36万3000人を数えた。累計では、中国が11月までに464万6700人となり、年内に500万人を突破しそうだ。
続いて、韓国が50.5%増の35万9800人で中国と僅差の伸びを示した。韓国に続き、台湾が25.4%増の29万6500人、香港が53.4%増の13万800人となった。この東アジアの4か国でみると、全体のシェアの約7割を占める。昨年11月の65%から比較してシェアを広げた結果となる。
各市場の詳細はとシェアの比較は以下のとおり。
JNTOは、訪日客の増加について11月は学校休暇でマレーシアやフィリピンの訪日旅行者数が大きく増加、紅葉を目的とした訪日需要が増加したものとみている。また、12 月は、シンガポール、マレーシア、インドネシアからの学校休暇を利用した旅行や、香港やカナダからのクリスマス休暇を活用した訪日旅行の需要が期待されるとしている。