ANAグループは、訪日外国人観光客と地方をつなぐ地域交流のプラットフォーム「ANA EXPERIENCE JAPAN」(http://www.ana-exjapan.com/)の運用を開始した。使用言語は3言語(英語、中国語/繁体字・簡体字)。
同サイトでは、国土交通大臣に認定された7つの「広域観光周遊ルート」を中心に、日本各地の地方の魅力や、観光に必要な情報を発信する。また地方自治体や地域産業、サ-ビス事業者にも広く参画を募り、旅客誘致に向けた一元的な情報発信を目指す。これにより、訪日旅行の定番コースとなっている「ゴールデンル-ト」以外の日本の魅力発信にも力を入れたいとしている。
サイトを開設した昨年末には、まず北海道(道東)と九州、続いて四国・瀬戸内の観光スポットを紹介。さらに今後、東北、関西、中部/信州/北陸の情報を順次、展開する予定。その後は、各ルートのコンテンツをより掘り下げて拡充し、7つの広域観光周遊ルートを軸に、広く各地の旅行情報を提供する計画だ。
さらに実際に各地のレストランや現地体験ツアーの予約ができるプラットフォ-ムも開設。通訳案内、ATMやWi-Fiスポット情報、交通機関の乗り換え情報なども紹介している。
また今後、旅行客が訪日前にインターネット上でお土産などを購入予約できる取り置き予約サービスも導入する。凸版印刷と全日空商事が共同で開発・展開し、全国各地の流通小売事業者の参画を募る。同サービスにより、お土産品購入の時間や手間を省くことができるほか、希望商品の在庫切れ、売り場がわからないなど、外国人観光客が感じている不便を解消する。