日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2015年度の通訳案内士試験の合格状況を発表した。それによると合格者は前年比27.8%増の2119名。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた訪日市場拡大を受けて関心が高まり、総受験者は前年比50.5%増の1万975名と大幅に増加。合格率は19.3%だった。
言語別にみると、合格者数がもっとも多いのは英語の1822名(合格率21.5%)。次いで中国語の86名(同7.2%)、フランス語の71名(同22.1%)。ほかにはスペイン語、韓国語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語などが続いた。
外国国籍保持者は合計59名で、全体の2.8%を占めた。国籍は韓国、中国、台湾が上位となっている。
年齢別では、50代が641名(構成比30.3%)と最も多く、次いで40代の625名(同29.5%)、30代の368名(同17.4%)。合格者の最年長は80歳(受験言語はポルトガル語)、最年少は14歳(同 英語)だった。
居住地は東京都が769名で最多となったほか、神奈川、千葉、大阪、埼玉が続いた。
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