ゴールデンウィーク旅行動向2016、海外人気1位は台湾、国内は北海道が1位に急上昇 -JATA

日本旅行業協会(JATA)が発表した2016年ゴールデンウィークの旅行動向調査で、海外旅行は昨年に続いて台湾が人気1位となった。日本国内の旅行会社からなるJATA会員企業の社員339名に人気方面の調査を行ない、ランキングにまとめたもの。

2位のハワイ、3位シンガポールも昨年と同順位で、トップ10のうち6方面がアジア。昨年12位のオーストラリアは7位となった。台湾、シンガポール、タイは共通して「女性グループを中心に人気」とするコメントが多かった。

大手ホールセラー7社(※)に実施した販売動向調査によると、海外旅行の出発のピークは前半に集中し、アメリカ・カナダ(145.7%)、オセアニア(202.9%)などのロング方面が好調。また、地方空港からの国内線の利便性の良さに起因して、羽田空港発着のツアーに人気が集まっているという。インバウンド需要の高まりのため、人気方面の航空座席確保が厳しい状況になっている様子もうかがえる。

JATA:報道資料より

国内旅行は昨年4位だった北海道が1位となった。次いで2位が東京、3位が沖縄。北海道新幹線開業で注目されている北海道(105.9%)や東北(100.4%)が人気となっているほか、開業15周年を迎える東京ディズニーシーやUSJなどのテーマパーク、火山活動が収まった箱根方面、NHK大河ドラマ「真田丸」の舞台の信州も好調。出発のピークは海外旅行同様に前半に集中しているものの、4月と5月それぞれの3連休に分散する傾向もみられるという。


JATA:報道資料より

※大手ホールセラー7社(五十音順):ANAセールス、エイチ・アイ・エス(海外のみ)、 近畿日本ツーリスト個人旅行、ジェイティービー、ジャルパック、日本旅行、阪急交通社

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