JAL入社式2016、新年度の新入社員は1450名、恒例の「紙ヒコーキ」セレモニーも

日本航空(JL)は2016年4月1日、入社式をおこなった。新年度のJALグループ新入社員は約1450名。

フェイスブックでは「皆さまに選ばれ、愛される航空会社を目指してこれからも一丸となり進んでまいります。新入社員たちを見かけましたら、応援をよろしくお願いいたします」とのメッセージを発表。今年も紙ヒコーキを飛ばす儀式が行われたという。(写真はフェイスブックページより)

※以下、2016年4月4日に追記

代表・植木氏からの新入社員へのメッセージは以下のとおり。概要全文を掲載する。

みなさん、おはようございます。

本日、1400名を超えるJALグループの新入社員の皆さまををお迎えし、この整備の聖地ともいえるこの巨大なハンガーで、JALグループの入社式を開催できることを本当に嬉しく思っています。

また、何よりも多くの会社の中からこのJALグループを皆さんに選んでいただいたことを、経営、そして全社員を代表して御礼を申し上げます。

本当にありがとう。

我々は2102年に5か年の中期経営計画を策定しましたが、これは経営破たん後、JALの経営が自ら作った初めての中期経営計画でもあり、またこれをもとにその年の9月に上場を果たすこともできました。

すなわちこの計画は、株主の皆さまをはじめとする社会への重要なお約束でもあったのです。

そして、それから毎年毎年、社員の頑張りによって各年度の目標を達成した結果、4年間をローリングプランという形で過ごしてきました。

そしてまさに今日、この日から最終年度、2016年度が始まることになります。


今年のJALグループの目標はたった一つです。

経営の3大目標をしっかりと達成したうえでこの中期計画を完遂することにあると私は考えています。


5年間を乗り切ったことは社員全員に大きな自信をもたらすことでしょうし、また、2017年度以降の新しい中期経営計画の万全な準備が整うことにもなります。

こういった計画の推進のために、今JALグループは真剣にダイバーシティ、すなわち多様性の推進に取り組んでいます。

女性活躍推進のみならず、ひとりひとりの社員がそれぞれの異なる個性と価値観を持って、そしてそれらが真剣にぶつかり合ったときに、初めて新しいものが、すなわちイノベーションが発生すると信じています。

皆さんもそのダイバーシティの非常に重要な要素の1人1人であるのだと自覚していただきたいと思います。

確かに先輩方に比べると皆さんの現在の知識、経験は劣るのかもしれませんが、今皆さんだけが持っている無垢な心、すべてのことに対する好奇心、そして燃えたぎるような情熱、今日この場からも見ても感じ取れるキラキラと光るその目の輝き、これこそが今JALグループが必要としているものです。

そのためには、今ある皆さんの個性を決して失うことなく、そして勇気をもって信念の表明をしていただきたいと考えています。

JALグループは今、「世界一お客さまに選ばれ、愛される航空会社」を目指しています。

規模を追うのではなく、そして売り上げを競うのでもなく、私はお乗りになったお客さまからたった一言、「やっぱりJALでなくちゃね」という言葉をいただきたい。

この夢の達成のために、私は必ず先頭に立ち続けるということを約束します。


そして私がふと後ろを振り向いたときに必ずや皆さんが後ろについてきてくれていると信じています。

最後になりますが、皆さんがJALグループを選んでくださったこと、決して後悔はさせません。


なぜならば、今まさに私の後ろに32,000名もの私の自慢の社員がついて来てくれているからです。

社員こそがいまのJALグループの最高の財産です。


夢の実現に向かってとも歩んでいきましょう。
本日のご入社、誠におめでとうございます。

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