OTAエボラブルアジア、シリコンバレー支店を開設、米国発・訪日旅行者獲得などを積極展開へ

オンライン旅行業エボラブルアジアはこのほど、米カリフォルニア州にシリコンバレー支店(Evolable Asia Corp silicon valley branch)を開設した。

今後は同支店を拠点として米国OTAに向けた提携営業活動を通じた訪日旅行客獲得を目指していく。同時に、市場拡大が予測される米国向けITオフショア開発事業を積極展開する計画だ。

同社が進める訪日旅行事業の特徴は、国内航空券を旅行コンテンツとして他社媒体にOEM提供するBtoBtoCサービスにある。日本語のほか英語、中国語、韓国語など多言語対応を行うことでこれまで市場を広げてきた。

一方、ITオフショア開発事業では、これまでベトナムを拠点に展開。単なる受託開発ではなく、専属チームを通じて開発する「ラボ型オフショア開発」体制が強みとなっている。

2015年10月にはシリコンバレーの投資ファンドFenox Venture Capital社から資金調達を実施。今回のシリコンバレー支店での営業活動も、同社と連携して進めていく。

同社は2016年3月31日に東証マザーズに上場したところ。各種事業の積極展開を進め、2016年9月期のオンライン旅行事業は売上高23億5300万円(前期比37%増)、ITオフショア開発事業は13億1300万円(前期比49%増)となる見通しとしている。


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