日本経済団体連合会が2016年4月18日に発表した、大手企業2016年春季労使交渉(春闘)の回答状況(第一回集計。了承・妥結含む、加重平均)によると、総平均は前年比2.19%増の7174円となった。
製造業の平均は2.23%増の7237円、非製造業の平均は2.06%増の6943円。発表された業種すべてで前年を上回ったが、化学は3.29%増の1万242円と、唯一3%台のアップとなり回答・妥結額も最高額となった。アップ率では、化学に次いで造船(2.46%増の7461円)、自動車(2.37%増の8200円)が続いた。
この調査は原則として東証一部上場、従業員500人以上の主要21業種249社に対して実施したもの。そのうち、平均金額について明確について明確な回答を得た62社が集計対象になっている。