国土交通省は2016年4月19日、LCCバニラ・エアによる旅行者誤誘導事案に関する厳重注意を実施。再発防止などについて指示をおこなった。
この事案は、バニラ・エアが成田空港にて17日、台北発の国際線旅客を乗せたバスを国際線到着口ではなく国内線到着口に誘導したもの。一部旅客は必要な入国手続きが未了のまま入国する結果となった。
国土交通省では、 今回の事案について「適正な入国管理、税関、検疫の手続きの遵守によって担保されるべき自国内の保安上の観点から極めて遺憾」とし、(1)誤って入国した旅客に関する確実な手続き完了・対応と結果の報告、(2)原因究明と再発防止策の文書での提出、の2点を指示している。
なお、ランプバスを運営する東京空港交通社も4月19日付で関係各社に謝罪文を発表。このような遺憾な事案が再発しないよう、さらに速やかに具体的な再発防止策を策定して確実に実施。厳正に対処していくとしている。