NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション社はこのほど、訪日旅行経験のある中国・台湾・タイ人に対して東京の街に関する意識調査をおこなった。それによると、全体で訪問率が最も高い街は「新宿」(65%)、次いで、「銀座」(56%)、「渋谷」(54.1%)の順。ただし国によってその傾向は異なり、中国人の訪問率が最も高いのは「銀座」(76.3%)、台湾人は「新宿」(73%)、タイ人は「渋谷」(68.7%)。特に中国人の「銀座」への訪問率の高さが顕著で、続く「新宿」(61.6%)、「渋谷」(46.3%)とは大きな差がみられたという。
国別に街のイメージに関する回答をみると、渋谷について「最新トレンドを感じる」タイ人や台湾人は約半数に至るものの、中国人では25.0%のみにとどまる。新宿については、各国そろって「便利な」「にぎやか、活気がある」印象を持っている一方、中国人は「安全・安心感がある」(45.3%)、「綺麗・清潔な」(44.4%)印象が上位となっている点が特徴的だ。
渋谷に対する各国のイメージは以下のとおり。
新宿に対する各国のイメージは以下のとおり。
なお、訪れた街でもっとも印象深かった場所は、中国人ではすべての年代で「銀座」がトップ。20代や30代では「秋葉原」、30代や40代では「富士山」とする回答も多く見られた。また、台湾人では「浅草雷門」「浅草寺」がすべての年代で最も多かったという。
この調査は、同社が運営するアンケート事業「NTTコム リサーチ」モニターを対象にしたもの。対象は中国・台湾・タイ在住で過去1年間に観光目的で日本を訪れた漢書629名。調査期間は2016年6月28日~2016年6月30日。