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日本政府観光局、国際会議の誘致・開催に「貢献賞」を選出

昨年の授賞式の様子

日本政府観光局(JNTO)は、2013年度の国際会議誘致・開催貢献賞を決定した。これは、国際会議の誘致と開催の意義を一般に浸透させ、国際会議の主催者や都市、推進機関の評価を高めることを目的に実施しているもの。今回は2012年度中に誘致決定または開催し、各コンベンション推進機関が推薦したものの中から、計12件を選出。2013年12月10日に授賞式を開催する。(選出された国際会議は最下部に掲載。)

国際会議誘致の部では諸外国との誘致競争の結果、日本への誘致に成功した5件を選出。例えば2017年10月下旬または11月上旬に予定される「第18回世界肺癌学会」(6000名)は、シンガポール、香港、バンコクとの競合の末、誘致に成功。主催者が各国の理事とコミュニケーションを密にして積極的にロビー活動を行ったほか、巨額の開催補助金を申し出た競合都市に対して日本国内の各種補助金や低価格な会場費・宿泊費を提案し、誘致に成功した点を評価した。

国際会議開催の部では、会議運営や地域貢献等で今後の模範となる実績をあげた7件を選出。2012年5月16日から開催された「小惑星・彗星・流星会議2012」(399名)は当初2011年7月の開催だったが、震災や原発事故の影響を受けて延期となった。ハワイや台湾などの代替開催の案も挙がったが、主催者による熱心な働きかけにより開催が実現。被災者や被災地の心の復興にも大きく寄与したことを評価した。


【国際会議誘致の部】

【国際会議開催の部】