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宿泊施設が公式サイトの予約を増やす秘訣、Googleの無料ツールで効果を最大化するアドバイスをトリプラのセミナーで聞いてきた(PR)

旅行業界向けIT・AIサービスを提供するトリプラ(tripla)は、グーグル(Google)の協力のもと「宿泊施設の第一印象を決める! Google ビジネス プロフィールの重要性」と題したウェビナーを開催した。直接予約を増やしたい宿泊施設にとって、欠かせない「Google ビジネス プロフィール」や「Google Free Booking Links(無料の予約リンク)」は、トリプラのサービスとの連携で、より効果的に活用できる機能も多い。

なぜ、これらのサービスが宿泊施設の直接予約を増やすために必要なのか。どう活用すれば効果が上がるのか。グーグルとトリプラの講師が、選ばれる宿泊施設になるための秘訣を紐解いた。

数十億人とつながる「Google ビジネス プロフィール」

グーグルのパートナーシップマネージャーである林田恵利氏は、消費者の検索動向について「ホテル名を直接検索するユーザーが年々増えている。そのユーザーに正しく、質の高い情報を提供することが、より重要になっている」と指摘する。

では、オンライン上で宿泊先を探す消費者の目に留まり、すぐに自社の情報を見てもらうようにするには、どうすればいいか。その答えの一つが、Google ビジネス プロフィールの活用だ。

Google ビジネス プロフィールは、Google 検索やGoogle マップで関連するキーワードが検索された後、検索結果とともに企業などの概要やサービスが表示される機能。いずれも視認されやすい位置に表示され、Google 検索を利用する数十億ものユーザーとホテルを含む企業や施設のビジネスをつなげている。

林田氏は「この機能は無料であり、情報は閲覧したユーザーの設定した言語に自動翻訳される。訪日外国人旅行者が急増するなか、欠かせないツールだ」とインバウンド対策としての重要性もアピール。ユーザーがどのような検索キーワードでたどり着いたか、プロフィールのどこをクリックしたか、といった分析情報も提供している。

Google 検索の場合、左の通常の検索結果とは別に、右側にそのホテルのGoogle ビジネス プロフィールが表示(上記画像では「ホテル広告」の上部)。Google Free Booking Links(無料の予約リンク)も表示される。視認性がよく、公式サイトの予約へと誘導しやすい

完成したプロフィールへのクリック数は7倍に

林田氏は、Google ビジネス プロフィールで効果的にアピールする手法についても説明。基本情報として住所、電話番号、ウェブサイトのURLなどを掲載し「プロフィールが完成している場合のGoogle ビジネス プロフィールのクリック数は、7倍にもなる」という。

さらに、その他の施設設備に、無料パーキングやWiFi、バーなどの項目が用意されており、該当項目のボタンをクリックするだけで表示される。このリスト項目には、温浴施設、カラオケといった日本特有のカテゴリーも用意がある。

インバウンドを意識するなら、地元の食材を使った料理、タオルの再利用プログラムといったサステナビリティの取り組みをチェックしておくのもポイントだ。ライバルと差別化するには品質の高い写真を使用したアピールも重要。林田氏は「外観だけでなく、さまざまな種類の客室、プール、レストランなどの写真を複数掲載し、施設の雰囲気が分かるようにすることがおすすめ」と話す。

クチコミを通して顧客とつながることが当たり前の時代、Googleでもホテル検索の並び替え機能に「クチコミの多い順」を追加した。Google ビジネス プロフィールにはInstagram、TikTokといったソーシャルメディアの追加も可能だ。

Google ビジネス プロフィールとGoogle Free Booking Linksの活用が、直接予約を増やす近道。triplaでは有効活用をサポートする機能を標準装備している

Googleの予約導線をtriplaで最大化する

林田氏の説明を踏まえ、トリプラのセールスグループディレクターである岩田尚史氏は「最近は『D2C(Direct to Consumer)』という言葉が使われるようになってきた」と取引のビジネスモデルの変化を説明。D2Cとは、モノやサービスを提供する企業が販売サイトを介さず直接販売すること。宿泊施設におけるD2Cは「OTAに頼らず公式サイトでの予約(自社予約)比率を増やすこと」(岩田氏)。「当社は、宿泊施設の販売手数料の削減につながる数値として、宿泊施設の公式サイトでの予約(自社予約)が全体の30%に達するよう、サポートしていく」と力を込める。

岩田氏が、自社予約率30%を実現するポイントとしたのが「ブランド認知の拡大」「自社予約のベストレート設定」「CRMでリピーター獲得」の3点。メタサーチやリスティング広告、SNS広告といった様々なチャネルから誘導して、宿泊施設の公式サイトで予約を獲得、宿泊客を会員化し、リピーターを育成していくという流れだ。そこで重要な役を担うのが、グーグルが提供している「Google Free Booking Links(無料の予約リンク)」である。

Google Free Booking Linksとは、料金と空室状況をリアルタイムで表示し、ユーザーを予約サイトに誘導するもの。トリプラの予約システム「tripla Book」は、標準機能として連携しており、公式サイトの価格などtripla Book上のデータをGoogle Free Booking Linksに反映することができる。「お食事」「部屋タイプ」といったGoogle Free Booking Linksが設定する日本独自のフィルター機能に由来する絞り込み機能にも対応をしているため、これらの表示も可能だ。

triplaは料金と空室状況をリアルタイムで表示するGoogle Free Booking Linksと連携。フィルターに応じた公式サイトのベストレートを表示これら「Google Free Booking Links」やGoogle ビジネス プロフィールの活用に加え、トリプラのウェブ広告運用代行「tripla Boost」を組み込むことの効果は大きい。広告を併用した場合、予約数が約1.7倍に向上したり、結果的に手数料を含んだ顧客獲得コスト(CPA)が10%近く改善したりしたケースもあるという。

岩田氏は「広告を通じて新規顧客を獲得するだけでなく、自社予約経由の予約とすることで顧客情報を入手し、リピート施策につなげることは費用対効果が高い。ホテル公式サイト経由の予約を最大化させることが可能になる」と説明。triplaであれば、Googleのサービスにおける公式サイトのベストレート表示も可能で、会員価格やポイント還元の有無も分かりやすく示せる。「お客様が自然に、ストレスなく予約できるシステム導線に力を入れており、離脱率の低下にもつながっている」と胸を張る。

一気通貫でアクションしコスト削減へ

さらに、公式サイトの予約からリピーターを獲得することは、宿泊施設が売上の拡大と収益の安定化を図るための大きな目標となる。OTA経由の予約起点の場合、マーケティングのために必要な顧客データが宿泊施設の手元にないため、販売手数料に加えてキャンペーンへの参画、ポイント費用、DMなど、コストが最終的に宿泊料金の約20~25%に上ってしまうこともある。

「マーケティングでは『1:5の法則』として知られているが、新規顧客への販売コストは、既存顧客に販売するコストの5倍かかるといわれている。当社は、宿泊施設が自らのCRM通じてリピーターを拡大できるよう、支援していきたい」と岩田氏は話した。

トリプラでは、顧客情報を一元管理し、特性からセグメント化した販売促進、会員化へのコミュニケーションを標準装備したCRM・マーケティングソリューション「tripla Connect」も展開している。岩田氏は「Googleとの連携も含め、予約、広告、分析、CRMといったさまざまアクションを一気通貫で運用していくことで、自社予約率30%は間違いなく目指せる」と自信を見せた。

公式サイトの予約を増やすことで、収益性の大幅な向上が期待できる

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記事:トラベルボイス企画部