
東京都・千代田区観光協会は、2025年5月1日から、「AI蔦屋重三郎」が編集長を務める形式で、全文AI生成テキストを書き起こした千代田区カルチャー誌「千代田細見」を区内で無料配布する。現在、放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺〜」ゆかりの地として、関連する観光資源を活用した観光プロモーション「江戸のメディア王 蔦重×千代田区観光協会」のメイン施策のひとつとして展開する。
フリーマガジン「千代田細見」は、「もしも蔦屋重三郎が令和に転生したら」をコンセプトに制作。AIに蔦屋重三郎のキャラクターや感性を学習させ、破天荒ながらも人や作品、ヒットを見極める高い洞察力を持つ蔦重が、神保町や秋葉原をはじめポップカルチャーの中心として知られるようになった千代田区に何を感じるのか。彼の人物像や言葉をAI通じて独自の語り口で紹介する。AI開発には、大河ドラマの歴史考証も務める山村竜也氏が監修。パロディ浮世絵も多数掲載する 。
創刊号は神保町を特集し、現在の本屋文化や新刊、喫茶店などにフォーカス。発行5000部を想定しており、千代田区観光案内所、区内各所の書店などで配布する。今後、紙媒体の配布に加え、千代田区観光協会公式Instagramでも毎週コンテンツの公開を予定している。