観光学がまなべる大学の進学情報サイト

観光学をまなぶ理由

まなぶ理由その1 日本政府が推進する成長分野

国内外の交流人口を生み出す観光は日本にとって国の成長の柱の一つであり、地域活性化の切り札として期待される重要な分野です。このため、日本政府は「観光立国」という言葉を掲げ、積極的に推進に取り組んでいます。観光を学ぶことは、国際交流や地域活性化を身近な「自分ごと」として考え、将来の仕事につなげることにつながります。

まなぶ理由その2 観光は日本第3位の輸出産業

日本を訪れる外国人の増加により、観光は日本の主要輸出産業の一つとなっています。輸出額としての観光は、2019年には半導体等の電子部品を上回り、第1位の自動車、第2位の化学製品に次ぐ第3位となりました。コロナ禍によって訪日外国人の数は一時、大きく減少しましたが2023年から順調に回復しており、再び今後の成長が期待できます。

訪日外国人旅行消費額の製品別輸出額との比較

資料:財務省「貿易統計」、観光庁「訪日外国人消費動向調査」に基づき観光庁作成
※カッコ内に記載の品名は、貿易統計における品名を示す。

まなぶ理由その3  異業種の参入も活発

産業としての成長力に注目した異業種の活発な参入も観光産業の特徴です。近年では、日本製鉄のグループ会社による旅行業務支援システムの販売や、インターネット大手のヤフーによる宿泊・飲食予約サイト「一休.com」の買収といった動きが見られます。観光学を学ぶ学生にとっては就職先の選択肢の広がりが期待できます。