岐阜県・長良川鉄道でワーケーション、3駅敷地にコワーキング施設を新設
岐阜県の長良川鉄道が、同路線上の3つの駅にサテライトオフィスを新設しました。路線上にワークスペースを設けることで、鉄道の旅とワーケーションを促進する狙いです。
長良川鉄道が運行する越美南線は、路線総延長72.1km。そのうち約50kmは清流長良川に寄り添うように走り、沿線には清流の恵みに育まれた観光スポットが豊富なエリアです。
今回、路線上の関駅、美濃市駅、郡上八幡駅の3駅の敷地にトレーラーハウスを設置。それに合わせ、全国でワーケーション事業を手掛けるWe’ll- Being(ウェル・ビーイング)社を誘致し、同社がサテライトオフィスとして半分を利用、残りのスペースをコワーキングスペースとして一般に貸し出しています。
特に関駅の施設は、地元の木材を使った古民家風で、内装には特産の美濃和紙の照明など県産品を取り入れています。同エリアの文化をPRしつつ、ワーケーションを通して新たな鉄道利用を促進したい考えです。
なお、沿線には、旧中山道太田宿の「美濃加茂市」、日本最古の戸籍ゆかりの町 「富加町」、刃物と鵜飼の町「関市」、美濃和紙が有名な 「美濃市」など、歴史豊かで特色ある観光地が点在しています。