グランピングxワーケーション、全国で新たな施設が続々とオープン

 グランピングxワーケーション、全国で新たな施設が続々とオープン

「マウントフジ里山バケーション」ウェブサイトより

3密を避けたライフスタイルの広がりを背景に、全国で「グランピングxワーケーション」をテーマにした新たな施設やプランが続々と登場しています。

グランピングとは、キャンプでありながら、テントの設営や火おこしといった手間や面倒がなく、豪華なベッドや冷暖房完備の快適な施設に宿泊する「優雅なキャンプ」のこと。リモートワーク可能な働き方が広がりを見せるなか、ワーケーション可能な環境を付加することで、新たなニーズを取り込もうという動きが加速しています。

例えば、富士山麓にオープンした「マウントフジ里山バケーション」は、「エコ」をテーマにしたグランピング施設。施設は1日1組限定の貸し切りで、施設内にはWi-Fiやモニターなどの仕事に必要な環境も整備し、電動バイクでの散策や富士山トレッキング、有機野菜の収穫体験など、専門スタッフによるこだわりのエコツアーも用意しています。エコツアーを通して仕事とリフレッシュを兼ねる新しいカタチのワーケーション、『「和」ケーション』を提案しています。

北アルプス白馬のリゾートホテル「白馬樅の木ホテル」は、グランピングとワーケーションを組み合わせた宿泊商品を販売開始。同ホテルには、2020年にオープンしたテレワーク施設、「Workation Hakuba」のほか、ツリーハウスや温泉の足湯、解放感ある森のレストランなどでWi-Fiや電源が完備されています。1日6組限定の本格グランピングディナー付宿泊プランに加え、ワーケーション長期滞在者向けの宿泊プランを用意。白馬エリア内の移動に便利な電動自転車の貸し出しも行っています。

秋田県にかほ市には、モンゴルの「ゲル」をテーマとしたカジュアルなグランピング施設「象潟モンゴルビレッジ バイガル」が新たにオープン。ワーケーションの利用も見込み、エリア内にはWi-Fiを完備しています。

福岡県北九州市の国内有数のカルスト台地にある「平尾台自然の郷」にも、新たにグランピング施設がオープン。敷地内にリモートワーク可能な環境も整え、2キロのジョギングコースも設置。課題となっている集客増へとつながることが期待されています。

詳細:
マウントフジ里山バケーション
白馬樅の木ホテル「Workation Hakuba」
たつみ寛洋ホテル「象潟モンゴルビレッジ バイガル」
平尾台自然の郷「FOREST CAMP KOKURA」

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